大学教授への道 -信州大学ー

今を去ること50年前、私は千葉から長野県伊那市の高校へ転校いたしました。
丁度「長野松代群発地震」のニュースが報じられていた頃でした。
父にとりましては、長い間の研究職に加え、未来を担う青年の育成に携わることになります。
農林省の技官から信州大学の教授へと新たな経験の始まりでした。
将来の農学部を見据えて、まず農学部の学科の増設・整備などから始まりました。
それを軌道に乗せつつ、併せて学生の指導教育に力を入れて行きました。
伊那での父の生活は、毎週のように上京し(各種審議委員など)、また海外の研究者との情報交換も盛んな時期でもありました。
さらに書籍の刊行などで、忙しい中にも充実した日々であったと思います。
そんな中、父は二年半で信州大学から転出を余儀なくされたようでした。
その後も、大学教授への道を歩む事になっていきます。
父にとりまして、信州大学は新たなスタートダッシュのある意味、貴重な二年半であったようです。

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